と き 2015年12月13日(日)
ところ サンポートホール高松 第2小ホール

〈1部〉 実践発表
     質疑応答

・高松市立円座小学校

 本校では、友だちとの接し方を振り返り、温かくよりよい人間関係を築いていこうとする態度を育てるために「E‐なかまづくり」を合言葉に、人権・同和教育の取組を進めています。年間3回の「円座っ子なかよし月間」や、異学年交流などを通して、互いに認め合い、尊重し合うなかまをめざして、日々の実践を積み重ねています。

・香川県農業協同組合

 香川県農業協同組合は、男女ともに能力が発揮できる職場環境づくりや障がい者雇用の推進を進めるとともに、全職員を対象に「人権」をテーマに研修を行っています。
 また、人と人との結び付きや助け合いという協同組合の理念を大切にして、心ふれあう地域づくりに取り組んでいます。

〈2部〉 講演
演題 「インターネットと人権~実例に見る現状と課題~」
講師 WEB110代表 吉川 誠司さん

 現代は高度情報通信社会と呼ばれ、パソコン、スマートフォンなど通信機器等の急速な普及により、いつでも、どこでもインターネットに接続できるようになっています。
 今回の講演では、このような機器の利便性や情報が瞬時かつ広範に伝わるといったメディアの特殊性から、インターネット上でのプライバシー侵害、掲示板への個人情報の無断公開、特定の個人や地域を対象とした誹謗中傷や差別的な表現の書込み、ネットいじめなどの人権侵害、実名報道がネットに残す爪痕など、人権侵害の実態とともに、ネットを使った人権侵害に対する課題などについてお話をいただきました。
 そして、インターネットの健全化のために、その問題の現状を知り、事後追跡の障害となるあらゆる犯罪インフラ(犯罪を助長し、又は容易にする基盤)をなくすことや被害を予防するための情報リテラシー(情報活用能力)教育について考えることが必要であると呼びかけました。

人権を守る市民のつどい 人権を守る市民のつどい